外資系企業のニーズである外貨・ バイリンガルと複数会計基準に対応
取材日:2015年09月03日
専門商社
販売管理
外資系企業のニーズである外貨・ バイリンガルと複数会計基準に対応
取材日:2015年09月03日
専門商社
販売管理
ボッシュエンジニアリング株式会社はドイツの自動車機器、消費財などのテクノロジーとサービスを提供するボッシュ株式会社の子会社である。お客様ごとにカスタムメイドされた革新的なエンジニアリングサービスを自動車分野に限らず提供している。またモータースポーツ分野は様々なレースカテゴリーに対応できる電子機器やコンポーネントの開発、製造、販売を行っている。
もともとは国産会計パッケージを単体で利用しており、物販、在庫管理はシステム化されていませんでした。物販、在庫管理については取引も増えて処理が追いつかなくなり、内部監査からの指摘もありました。業務処理はExcelを多用し、経営管理資料作成の手間がかかり、信憑性にも問題がありました。
国内会計パッケージでは勘定科目の桁数に制限があり、グループの勘定科目体系が利用できず、外貨取引は日本円に換算した結果を入力しており、また日本会計基準、グループ管理会計基準、国際会計基準の併用も困難でした。固定資産も複数会計基準対応も必要でした。
システム利用想定者には日本語のわからない人もおり、バイリンガルであることが求められました。そこで、バイリンガル、多通貨、複数会計基準に対応可能で、販売購買在庫管理までカバーしているPlaza-iを選択しました。
一番の導入効果は在庫の管理や販売管理がシステム化され、担当者まかせで不正確だった在庫リストやプライスリストが共有化されたことです。物販や支払業務などをシステムでプロセス構築を行うことで標準化され、業務効率が格段によくなったと思います。
バイリンガルのシステムですので日本語のわからない外国人従業員が英語の画面を利用して見積を作成するなど処理をできる人間が増え、また部署の業績を自分たちで照会できるので情報の共有化にも役立っています。
倉庫業者にもPlaza-iを導入し、出荷指示に基づく出荷報告を直接システムでやってもらえるようになり、受注残や売上リストが正確かつタイムリーに把握でき、かなりの業務改善になりました。
一通り導入ができたので、今後は蓄積したPlaza-iのデータをより一層活用して、マネージャが必要な時に必要な数字をタイムリーに見られるようにしていきたいと思います。